イマイサヤカ
Imai Sayaka
「綿をつめられた布は命を吹き込まれ、
私達になにかを語りだします。
それは今日のケーキの焼け具合だったり、
昨日摘み取られた花についてだったり、
もしかすると世界のこどもたちについて
だったりするのかもしれません。
歴史ある町からの語りかけに耳をかたむけるついでに
このしたり顔で滑稽などうぶつたちの話し合いにも
どうかおつき合い下さいませ」
チクロのどうぶつたち総勢11匹による白熱の会議です。
間近で見る彼らは、ホントに迫力満点。シカさんの大きさにまずは圧倒されるはず。
ちょっとサイケで、トボけたまなざしが愛らしい彼らの表情をよくよく眺めていると、
色とりどりに変化することに気づきます。
まるで見る人の心模様をそのまま映し出すカガミのようです。
どうぶつの剥製は抜けガラにしか思えませんが、
サヤカさんが丹精こめて紡ぎ出した
チクロのどうぶつたちは、
たしかに「生きて」います。
息をしています。見えない窓から、
首から先をのぞかせて、語りかけてきます。
そして心にぬくもりを与えてくれます。
チクロのかわいらしさをそのまま凝縮した
ぬいぐるみ「チクロサーカス」や、
布にこだわるサヤカさんが
テキスタイルデザインを手がけたグッズなども大集合です。